昭和45年4月19日 特別奉修委員
三代金光様のお言葉の中に、何時も願い以上のおかげを下さいます。勿体無いことであります。と言うような言葉がありますね。何時も願い以上のおかげを頂いて、勿体無いとこう言うておられますが。願い以上のおかげというおかげをね、神様が下さる、金光様のいわゆる御信心の内容と言うものがね、私共は研究しなきゃいけんと思うんですよね。そこで、まぁここではまぁ私の信心を研究なさらなきゃいけん、と思うですよね。
この頃から、この御本部大祭お参りさせて頂いてから、その前からでしたけれども、あの、豊美達が夫婦で、今度の御大祭におかげ頂きたいと言うて来とりましたから、そん時に、そのそもそも、ほんに三橋先生達が学院に試験に行った時でした。それを聞いて来とった。ほしてから、その聞いて来とることが、この頃姉さん達は、晩酌をビール2本づつ飲むっち言う、事を聞いておりました。本当あきれた人達でじゃろうの。二人でビール一本づつ飲むそうですたいね。
そうちゅうてもほら、どげなこつでんするなと私はまぁ思うたけれども、やっぱり親馬鹿ですよね、その(あなさん?)が来た時にはビールば買いにいかなんごたるこっちゃどんこん出来んから、というてまぁ、そのこと神様にお願いしてあったんです。もうその頃からずっとビールのお供えがあるとですよね。私も最近は、それこそ神様は、まぁ冗談に言うて下さるんじゃろうと思うんですけれども、まぁ日に5本づつ、5本か、5、6本ぐらいなら良いっち言うぐらいにお知らせ頂いておりますから、最近はもうサイダーを全然頂きませんから、しきりに、まぁ頂きますしね、それで、またお客さんがある時にビール、まぁだからそんな(わけ?)使いますけれども、本当に神様願い以上のおかげを下さいますでしょう。
これはだから、頂いたつをね、飲んでしまわにゃんといったような意味じゃなくてです、もうちょっと言うたらね、神様がまぁ惚けたごつしておかげを下さるという事なんですよ、まぁ惚ける、神様が惚けなさることないでしょうばってんですね、もうこれほど願い以上のおかげをやりよる、下さりよるという事をね、あの、示して下さるんだと思うんですけれども、夕べ何かは、1ダース箱が二つもお供えがあっとりまして、とても(あんなんちょうけ?)じゃろうとそげん2ダース(ばなれ?)をしませんもんね。
と言うようにですね、もう本当にあの、この神様はね、あの願い以上のおかげを頂けれる神様ですからね。なら願い以上のおかげの頂けれる信心とはどういう信心か、と言う事をね皆さんが本気で取り組まなければいけんと思うです。
それで、私今、ただ今そのことを(こうちょっと?)座らせて頂いて、今度は両袖にビールが2ダース、1ダースづつお供えしちゃるでしょうが。ほんに神様ちゃ願い以上におかげ下さるもんだなぁと、私は思わせて頂いたらね、蚊取り線香ね、蚊取り線香の中から、あの外から大体火を点けましょう。★その中から火が点いとっところを頂くとです。
これはその、形のこっちゃないですね。言うならばね、いうならお互いが馬鹿と阿呆になれ、馬鹿と阿呆になれっち言うたっちゃほんなもう、一生懸命辛抱して形だけなんです。外からです。ただ私共の場合なんかは心から馬鹿になっとるからだと言う意味じゃろうと私は思いました。心から、中から、ね。だから皆さん、本気でね、あの馬鹿と阿呆になる。馬鹿と阿呆になるという事は、最近言われるその、和賀心にも勿論繋がることです。
例えばですね、馬鹿と阿呆になっておる、なれておるというにですね、神様が喜んで下さるんですよ。だからこちらへ喜びを送って下さるんです。それが何かっち言うと和賀心。だから自分が和賀心下さい。和賀心になりたいっち言うて願っただけじゃだめだって。だから神様の教えを本気で守らにゃ。ね、本気でなら馬鹿と阿呆になれと仰るけん、本気で馬鹿と阿呆になったらね、いわゆる中から私が言うなら、完璧っていうことはないにしましてもです。もう本気で中から、馬鹿と阿呆になろうとこう思うておることがね、蚊取り線香の中から火が点いておる所じゃなかったじゃろうかと私は思いました。
そういう生き方にね、神様は何時もね、願う以上のおかげを下さる。だから、んなら皆さんの願いを御取次ぎさせてもらっておくけん。皆さんにも願い以上のおかげを神様が下さりよかけれども、さぁそういう訳にはいけんところにお互いの信心があるだけなんですよ。ね、私たち何時もそうなんですも。願う以上のやっぱりおかげを受けております。
ですから、どうぞ一つ皆さん願う以上のおかげが受けられても、勿体無いと言う所までね、おかげの頂けれるために、本気で心からね、一つ馬鹿と阿呆になる稽古をせんならんとですね。どうぞ。
梶原 佳行